岩手<秋田>マタギ犬
2月の後半から色々と立て込んでおり、出席予定だった甲斐犬愛護会の総会に出席出来ず、犬の管理にもあまり時間が取れず、ブログの更新も出来ませんでした。
今回は甲斐犬以外の犬ですが印象に残る犬として岩手マタギ犬のうちの一頭について記したいと思います。実物を見た事が無く完全に個人的な解釈です。
古くは秋田犬、岩手犬と言えば岩手マタギ犬を指す言葉で、秋田県と岩手県に跨って一部の地域に生息し、その土地により、岩手犬、秋田犬と呼ばれていた同一種で、土地のマタギに猟犬として使われていた大きめの中型の地犬です。
この中型の地犬の秋田犬を元に洋犬種との交配を繰り返し重ね固定化された大型犬が現在の秋田犬だと解釈しております。
現在の秋田犬が出来た事により名前が重なってしまった為に岩手マタギ犬〈岩手犬〉と名前が統一されたようですが、甲斐犬以外で強く印象に残る犬が岩手マタギ犬で、その中でも昭和の初めの頃の犬で、仙太郎赤号という名前の犬です。
個人的な好みですが、仙太郎赤号の在りし日の姿を見て、容姿、風格、写真からわかる野性味、素朴さ、厳しさを持ちながらも主人には見せる優しい目、古来からの日本犬の一つの在り方、人間の良きパートナーとして里で暮らし熊と相対して来た犬は甲斐犬と犬種は異なっても、ありのままの日本犬の持つ独特の味わいは素晴らしいものがあり、犬種は異なっても大きな枠で考えると共通する、似ている部分があるとも感じました。
今後の甲斐犬の作出でも、残すべきを残せるように努力しなければならないと改めて感じた犬でした。
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